Wednesday 21 January 2015

対イスラム国戦への参加でイラクのシーア派政権をなんとしても維持させたいイラン

アメリカでは,戦闘地域が徐々に拡大していってしまうことを"Misson creep"というそうですが,対イスラム国戦の現状をみると確かにこの言葉によって形容する事ができるかもしれません.

イランは,スンニ派が支配するサウジアラビアなどの周辺国に対する緩衝地域としてバクダッドの親イランのシーア派政権を何としても存続させたい意向のようです.そのため,多額の戦費が必要である対イスラム国戦のために税金の引き上げも辞さない姿勢を示しています.以下,イランの対イスラム国戦への参加状況です.
  • 戦闘機によるイラクにおけるISの拠点攻撃
  • シリアとイラクへの武器供与
  • 同じく民兵訓練所の提供
  • 同じく軍事顧問を派遣
  • 同じく軍の兵士と志願兵を派遣
  • 無人偵察機を投入
  • 数十億ドルもの資金援助(2011年以降シリアへの支援額は90億ドル)
以上,SPIEGELのEinsätze in Syrien und im Irak: Irans teure Kriegeからでした.

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