Tuesday, 4 December 2012

気候変動対策における日本の順位 58カ国中47位

スイス放送(DRS)のニュースサイトの12月3日付記事Schweiz beim Klimaschutz vorneより.

ドイツの民間の環境保護団体German Watchは,毎年,各国の気候変動対策のパフォーマンスの順位を公表していますが,先日,その最新版が,ドーハでの国連気候変動会議の開催に合わせて公表されました.この順位は,気候変動に影響を及ぼす物質の排出量が多い58カ国を,それらの排出量と傾向,再生可能エネルギーの普及率,さらにエネルギー政策などの項目を検証し,それぞれの評価を指数(Climate Change Performance Index)に置き換え,その指数を降順に並べたものです.(英語版報告書へのリンクはこちらです.)

今回の報告書によると,1位から3位までは該当国無し.つまり,この団体によると,検証対象国のすべてにおいて,十分な気候変動対策が採られていないというのです.それでも,順位の高い国をみてみると,やはり,デンマーク(4位=最高位),スエーデン(5位),スイス(7位),ドイツ(8位)など,ヨーロッパの国が目立ちます.特に前者は,排出量が確実に減少し続けていることや,関連の法整備が進んでいるとのことで,German Watchから高い評価を得ています.

そして,日本の順位はというと,昨年の43位から4位下がって47位.因みに,今年の43位は,アメリカになっています.中国は54位,ロシアは56位,最下位の61位は,サウジ・アラビアです.なお,ヨーロッパの国の中では,オランダが49位と,やや意外な感があります.また,カナダも58位と最下位から数えて4番目に位置付けられています.

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