Monday, 18 September 2017

政治家たちに使って欲しくない「常在戦場」という言葉 - 所感

公明党や民進党の代表が使っていることに,特に違和感を覚えています.彼らにとって選挙が戦争と同じ意味を持っているようですが,なぜそう認識するのか全く理解できません.以下,山本五十六元帥が米内海相の元で次官を勤めていた時代に書き残した言葉ですが,同海相,そして井上軍務局長と共に三国同盟に反対していた元帥は,殺害されることを覚悟していました.しかし,選挙に負けて死んだ政治家など聞いたことありません.

述 志
       
一死君国に報ずるは素より武人の本懐のみ、
豈戦場と銃後とを問はむや。 
勇戦奮闘戦場の華と散らむは易し、
誰か至誠一貫俗論を排し斃れて後已むの難きを知らむ。
高遠なる哉君恩、悠久なるかな皇国。
思はざるべからず君国百年の計。一身の栄辱生死、豈論ずる閑あらむや。
語に曰く、丹可磨而不可奪其色、蘭可燔而不可滅其香と。
此身滅す可し、此志奪ふ可からず。


昭和十四年五月三十一日

於海軍次官官舎

山本五十六
                   

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