Saturday, 10 January 2015

"Je suis Charlie"(「私はシャルリー」)を最初にトゥィートした人

15文字から成るこのクローズが公開された5時間後,パリを始めフランス各地で,このスローガンを印刷したパネルを掲げた凡そ1万人もの人たちが街に繰り出しました.このトゥイートがこのように僅かな時間に多くの利用者へ広がったのはTF 1のValérie Nataf (24,000フォロワー) 並びにコメディアンのSylvain Quimène (別名Gunther Love) (35,000フォロワー)が,"Je suis Charlie"のトゥイートを最初に公開したジョワシム・ロンサン氏(39歳)のフォロワーであったこともその理由の1つかもしれません.(ロンサン氏自身のフォロワーは,以前は500人.現在は4400人.)そして,公開以来,数日間に世界中で340万もリトゥイートされました.その中には,マドンナ,エルトン・ジョン,ミア・ファローなどが含まれています.(Cf. Diane Kruger, Madonna, J.K. Rowling... Les stars soutiennent Charlie Hebdo in L'EXPRESS
下は,#JeSuisCharlieが付されたtweetの配信量の推移を示したグラフ.数から言えば,#Fergusonのほうが遥かに多い.
ロンサン氏は, 地下鉄の駅の出口で無料で配布されている週刊誌"Stylist"(発行部数450,000)のアートディレクターですが,同氏が編集に関わるこの雑誌の内容は,シャルリー・エブドとは全く異なりごく上品なもの.しかし,襲撃事件の報道に接し,同業に就く者として自らの憤りを訴える必要を感じたとき,ごく自然にこの言葉が頭に浮かんだそうです.もしかしたら,1963年にベルリンでのケネディー大統領の演説の中の"Ich bin Berliner."(「私はベルリン人です.」)が無意識の中で思い出されたのかもしれません.

以上,Le Mondeの« Je suis Charlie », c’est luiからでした.

下の映像は,各地のイラストレーターが犠牲者の追悼のために制作したイラストです.

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