Sunday, 4 January 2015

エボラ出血熱に感染した可能性がある韓国人医療スタッフ,ベルリンで検査中

ドイツでの感染の疑いの報告は今回が初めてです.今のところ,感染の疑いのあるスタッフの性別および年齢は明らかにされていません.また,現時点では症状も出ておらず,健康的には全く問題ない状態とのことです.

このスタッフは,シエラレオネで医療活動に従事中の12月29日,エボラ出血熱患者からの採血時に,その血がついた針で,3枚重ねの手袋の上から軽く指を刺してしまった可能性があるため,感染の疑いがもたれたのでした.採血された患者の血中には非常に多くのエボラウィルスが存在していて,翌日,死亡しています.韓国人スタッフは土曜日の午前中にテーグル空港に到着後,シャリテ病院に搬送され,現在,ヴィルコフ-クリニクムキャンパスの特別隔離室で検査を受けています.なお,特別の医療設備を備えたドイツ軍機がアフリカからの搬送のために用意されていましたが,今回はアメリカの特別機がその任に当たりました.また,韓国人スタッフからの採血もすでに終わり,現在,分析中です.加えて,一般市民への感染への危険性も現時点ではありません.

以上,3日付SPIEGEL"Patient aus Südkorea: Ebola-Verdacht in Berlin"からでした.

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