Friday 17 October 2014

ロシア鉄道,キエフ経由のバルカン方面行き列車の運行を停止

モスクワとキエフ間の乗客減少も理由のひとつのようですが,ウクライナ危機の影響もあるでしょう.具体的には,モスクワ,ブタペスト間の15/16列車 (Tisza) ,モスクワ,ブカレスト,ソフィア間の59/60列車 (Bulgaria Express)ですが,前者は,ブルグラード,ブラチスラバへ向かう客車も併結され,さらに,夏期にはマケドニアのスコペ,クロアチアのザグレブ,スプリット,また,スロベニアのリューブリヤナ,コーペル行きの客車も併結されていたようです.そして,過去にはモンテネグロやギリシャ行きの客車も併結されたこともあったようです.

上記両列車共最終運行日は次のとおりです.
  • モスクワ発:12月12日
  • プダペスト/ソフィア発:12月14日
なお,ロシア鉄道によると,今回の措置は恒久的なものではないとのことですが,再開の時期は不明です.

同鉄道は,サンクト・ペテルスブルグとタリン間の昼間の列車の運行も今月の下旬から数週間程度停止すると発表していますが, こちらのほうは12月18日より再開されるとのことです.

以上,Europe by Railの"Russia suspends direct rail services to Balkan region"からでした,

といった話を知って思い出したのが,数年前の冬,ライプチヒからチューリヒまで乗ったプラハ発の夜行列車.1等個室寝台でしたが,DBのサイトからかなり早く予約していたためか,相当割安で利用出来ました.以下は,そのときに撮った写真のうちの数枚ですが,旧いコンパクトカメラだったため,ピントも甘くお見苦しいところはご容赦を願います.

頭端式のライプチヒ駅ホームに到着した列車を牽引して来たチェコ国鉄のEL.
利用したチェコ国鉄の寝台車.
乗車したときにはすでにベッドが設えてあり,シャンパンの小瓶も置かれていました.
さすがに1等寝台シングル個室とあってシャワー,トイレ付き.
ゆったり休んだあと目を覚ますと,雪原のかなたに雲の切れ間から顔を出した朝日が見えました.
そして,ベッドを片付けてもらうとこのとおり.昼間仕様のソファに早変わり.

以下,おまけとして,時間的には前後しますが,滞在したライプチヒの街の様子も数枚ご披露させていただきます.

飾り付けされた夜の街角
お目当ての聖トーマス教会でのクリスマスコンサート開演前(今年2014年のトーマスコワイヤーのクリスマスコンサートのチケットはすでに売り切れだそうです.)
トーマス教会外観.ところで,普段でも旅先でも,1人でレストランで食事をすることなど滅多にありませんが,クリスマスということで入ったのが教会の側のチューリンガーホーフ.そこで味わった皮をカリカリに焼いた鵞鳥の胸肉のオレンジソースかけの味は忘れられません.また,多種多様のコーヒーが楽しめる老舗Der Coffe Baumも一度は訪れることをお薦めします.(始めて入ったとき,単純にコーヒーを一杯下さいと言ったところ,担当の女性店員さんからメニューを差し出され,「普通のコーヒーももちろん有りますが,他にも色々と種類があるので,一応メニューに目を通してみてください」と言われ,それならばと腰を据えてメニューを熟読.選んだのがリキュール入りでホイップクリームが載ったもの.しばらくして戻って来た彼女に注文したところ,「ほらね.やっぱりお気に入りのが見つかったでしょう.」と言わんばかりの微笑みを見せてくれました.大きめのカップにたっぷりと入ったそのコーヒーをゆったり味わったお陰で体も十分すぎる程あたたまり,ホテルへ戻るときの夜の雪道の寒さも何のそのでした.(少し,酔っぱらっていたのかも知れません.))
ライプチヒ駅構内の電飾.チューリヒ行き列車を待つ間.余談ですが,ライプチヒ駅構内の本屋さんの鉄道コーナーは半端ではない規模で豊富な書籍や雑誌を提供しており,鉄道好きなら何時間でも過ごせてしまいます.

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