すでに指摘されているように,今回,入国禁止令の対象となった国には,2001年9月11日の同時多発テロや他のムスリムによって実施された襲撃事件の犯人たちの出身国(サウジ,エジプト,アラブ首長国連邦,パキスタン,レバノン)は含まれておりません. それもそのはず,なんといっても,サウジはトランプ大統領や軍事産業にとっては常得意中の常得意.そして,サウジも,今回の騒ぎのきっかけとなったムスリム入国禁止令には一切コメントは出していません.Trumps iranische Geschäfte: Der #muslimban wird im Nahen Osten sehr unterschiedlich aufgenommen. https://t.co/0y0LEtiOql
— ZEIT ONLINE (@zeitonline) 2017年2月3日
むしろ,ドバイのある偉いさんは,低開発国に暮らす人々はアメリカに入国する資格がないなどと言い出し,宿敵のイランの国民については,「非生産的グループ」と形容しています.Aus aller Welt gibt es Protest gegen Trumps Einreiseverbot, nur Ägypten und Saudi-Arabien bleiben still. https://t.co/DHUCXsARWq
— ZEIT ONLINE (@zeitonline) 2017年1月31日
一方のイランの外相は,今回の入国禁止令は,ダエシュやその他の狂信無差別殺傷集団にとっては願ってもない贈り物となったと言います.また,アメリカのさらなる制裁と相まってイラン国内の過激派たちも一層その姿勢を硬化させることになるでしょう.とは言っても,80年代のIran-Contraの例もあるので,何が起こるか判りませんが.Dubai's police chief sparks outrage for backing Muslim ban saying 'underdeveloped peoples' don't deserve to be in US https://t.co/UerPZPuYar
— Middle East Eye (@MiddleEastEye) 2017年1月31日
ところで,下のIyad al Baghdadiさんの投稿にも見られるように,ダエシュによって殺害されているほとんどの人はムスリムなのです.トランプ大統領の,事実誤認のよい例です.
さて,2月4日にアリゾナで予定されていたイランのバーバラストライザンドと呼ばれるGoogooshさんのコンサートはどうなったのでしょうか.Over 95% of ISIS's victims in 2016 were Muslim, btw. https://t.co/4qe4PcKD3O
— İyad el-Baghdadi (@iyad_elbaghdadi) 2017年1月27日
Googoosh: Singer banned in Iran for 20 years, now banned in US https://t.co/3iVkaInrkN pic.twitter.com/C7GsMyixwQ
— Middle East Eye (@MiddleEastEye) 2017年2月1日
以下,トランプ大統領とそのパートナー及びそのまたパートナー関連記事.
Just posted: How to Build an Autocracy, our latest cover story by @davidfrum https://t.co/4MO161vEEn pic.twitter.com/BjqBdOpchb
— The Atlantic (@TheAtlantic) 2017年1月31日
Wie belastbar ist die Weltordnung? https://t.co/nqcwdMyqSp
— Kiosque de Paris (@KiosqueDeParis) 2017年2月5日
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