Sunday, 5 July 2015

ユネスコの世界遺産に登録されたシャンパーニュとブルゴーニュのワイン醸造 (フランス語)

世界中,まるで競走ですね.そんなことはないでしょうが,もし,Daechの支配下になったら,ことごこく破壊されるでしょう.お酒はもちろん御法度ですから.ワッハーブのサウジの人々にも全く関係ないことです.個人的には,へそまがりのせいか,そういうレベルがついたとたん,逆に興味がなえてしまいます.街角のレストランでも,どこどこで紹介されたというシールが貼ってあるだけで,入りたくなくなるというのと同じに.なお,幸いないことに世界遺産に指定された保存鉄道は,僅かな例外(といっても,ダージリン・ヒマラヤ鉄道は,厳密な意味で保存鉄道と言えるのか判りません.レレティカ鉄道は,たまに蒸気機関車やクロコダイル牽引のノスタルジックトレインを運行させますが,鉄道自体は保存鉄道ではありませんし,ゼンメリング線も同様です.)を除けば皆無なので,安心はしていますが,ただ,もしそれで,さらに多くのお客が訪れて,地元の経済に資するというのであれば,ウォルスティンの蒸気機関車祭が登録されてもいいような気がしないでもありませんが,地元にはそんな雰囲気は全く感じられず,余計なお世話のようです.やはり,そんなものには登録されずに我が道を行ってもらったほうがいいかなと,結局は思ってしまいます.「知る人ぞ知る」もののままで.だからこそ,訪れる人同士,そして彼らと迎える地元の人の間に,心地よい連帯感が生まれる... 訪れる場所にせよ,食べるもの,飲むものもにせよ,それらを選ぶ理由は,「自分の趣味にあっているから」,あるいは単に「好きだから」,それが自然であり,普遍的に人間に与えられている選択の自由を100%謳歌することではないでしょうか.ようするに自分というものを大切にし信頼するということです.そして,自分の好みを育てるには,色々な経験,場合によっては冒険をしてみる必要があります.それこそが,人生を楽しむことにつながってくるのではないかと思えたりもします.江戸時代,世界遺産の制度などなかった時代に,例えば,芸術の分野に限っても世界に誇ることのできる素晴らしい作品が数多く生み出されました.そして,それらは後世になって世界の美術ファンから大いに賞賛され,また,多くの外国の芸術家の作風に影響を及ぼしたことも忘れたくない事実です.真に価値のあるものは,お墨付きに頼らずとも,その輝きが消えることはありません.

フランスのレストランの中には,ミシュランへの登録を拒否するお店があります.不思議なものでそういうお店で食事をしてみたいと思うものの,かつて,そういう店のひとつで菓子職人の長として働いていた知り合いから薦められた彼の元勤務先のサイトを見たところ,出されるメニューが,これまたやたらと高い.お店の雰囲気はもちろん素晴らしいのですが,私向きではないことはすぐに判りました.

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