Thursday 5 July 2018

松本俊介の絵を思いだした太平洋セメントの大船渡工場

本日,特別な機会を頂き,同工場の構内に立ち入り,煙突の下まで見学することができました.そこでは,蒸気を吹き出しながら回るロータリーキルンの迫力に圧倒され,また,周囲に広がる光景から,岩手県で少年時代を過ごした松本俊介の画を思い出しました.

ただ,残念ながら,同工場では,燃料として使用する産業廃棄物等の破砕に,非常に危険なタブグラインダーを屋外で使用しており,そこから弾き飛ばされ得る金属片等に対する実効性のある落下防止対策が取られておらず,個人的評価としては,安全面においては落第でした.(タブグラインダーによる事故については,本ブログのこちらのポストをご覧ください.)

なお,先日,居住中のアパートに投函された大船渡市の環境衛生課の広報紙を通じて,夏休み期間中の7月25日に希望する親子が参加する同工場の見学会が,同課によって実施されることを知り,同課の担当職員の方に,タブグラインダーが使われている可能性があるので,その場合は参加者たちに危険が及ぶことがないように適切な措置を講じるよう強くお勧めしたところ,担当職員の方は,早速,太平洋セメントに照会,タブグラインダーが使用されていることを確認してくださいました.そして,同社から,当日は,タブグラインダーを稼働させないこととを確約をいただいたとのお知らせをいただきました.今後も大船渡のために,また,三陸のために,安全第一で頑張っていただきたいと思います.

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